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愛知県では県内の人口の約7割が尾張地方に集中おり、薬剤師数は平成26年時点で14,056人。名古屋市内には複数の大学の薬学部が存在し毎年多くの薬剤師を輩出していますが、人口当たりの薬剤師数は決して多くはなく、人口10万人に対する薬剤師数は全国平均の226.7人よりも38.2人少ない188.5人と薬剤師が不足している状況といえます。

愛知県内には病院322件、薬局3,239件、診療所5,259件があり、それら職場で働く薬剤師数は病院勤務が2,425人、薬局勤務が8,385人、診療所勤務が309人。愛知県で働く薬剤師14,056人のうち、59.7 ％が薬局に、17.3 ％が病院、2.2 ％が診療所となっており、薬剤師の約6割が薬局に勤務しています。
平成26年時点で人口10万人に対する薬局数は全国平均44.65軒に対し42.11軒、訪問薬局数は2,982軒で、訪問薬局数は全国平均37.64軒で、39.85軒となっています。薬局数はわずかながら全国平均に達していないものの、訪問薬局数は平均を上回っています。

愛知県で働く薬剤師の平均年収は全国平均の515万円よりも17.1万円低く,497.9万円で全国第27位になっています。
また、愛知県の病院・診療所、薬局・医療施設で働く薬剤師の平均年齢は44.9歳。全国の平均年齢45.3歳と比較すると、やや低くなっております。

愛知県は薬学部のある名古屋市立大学、愛知学院大学、金城学院大、学名城大学の4大学すべて名古屋市に所在していることもあり、名古屋市の薬剤師数は6,004人で、これは愛知県全体の42.7%にあたり、薬剤師が名古屋市に集中している状況であることがわかります。
愛知県では毎年多くの薬剤師を輩出していますが、人口当たりの薬剤師数は決して多くはなく、全体的に薬剤師が不足している状況にあるため、薬剤師を募集している調剤薬局や医療施設が多数あります。
業種も幅広く、大手調剤薬局やドラッグストアをはじめ、病院やドミナント展開している地場の企業もあります。そのため、正社員だけでなくパートや契約社員など、ライフスタイルに合わせ様々な雇用形態での働き方が可能です。

参照：「平成26年（2014年）医師・歯科医師・薬剤師調査」、「賃金構造基本統計調査」、「きまって支給する現金給与額×12ヶ月＋年間賞与その他特別給与額」、「地域医療情報システム」